蔵王連峰 刈田岳 仙人沢アイスクライミング  のつもりが・・・・ 

GPS LOG  迷い 平坦地を進む 朝日連峰 モンスターは居ない
糸滝 高い所から見ると・・・ 既にせん断している 登れそうだけど 良く観ると・・・

日 時    平成210301日(日)

参加者    konchang(小国山岳会)、LTQ(私)
行き先    蔵王連峰 仙人沢 
天 候    晴れ
気 温    現地手元寒暖計 −4℃
目 的    アイスクライミング
装 備    日帰り冬山用品全部(笑 スキー・アイスクライミング用品・ワカン)
登攀用具:ロープ・ハーネス・アイスアックス・クラポン・アイススクリュー・ヌンチャク・シュリンゲ類・確保器・下降器・カラビナ類
防寒具:冬用ジャケット・スノーパンツ・フリース・アンダータイツ
飲み物:テルモス(紅茶500ml)
食料品:菓子パン3個、非常食
残 量:非常食
その他 なし

概略
暖冬で雪が無いが、蔵王・仙人沢なら何とかなっているべ〜。と甘い見通しで出かけた。2月にAXLと出かけたが悪天候であえなく敵前逃亡。もうダメか?と思っていたけど・・・・・ラスイチで出かけた。

記録
今年は、通いつめるぞ!と思っていたけど何かと用事があったり、悪天候だったりでもうダメかと思っていたら、konchangが付き合ってくれるとのこと。

曲がり角近くのコンビニで行動食を買って、カップ麺を食べてスキー場へ。
Konchangより少し前に駐車場着
久々の好天気に上機嫌。ライザスキー場からは振り返ると右手から月山、朝日連峰、飯豊連峰と連なる。美しい。
Konchangが着いて準備を始めるが、アイスに行く雰囲気の人が居ない・・・・こんないいお天気なのに?
出ようとしたボクの車の鍵が見当たらず10分くらいロス・・・・ボケですかな?

Konchangにリフト乗り場へ計画書の提出を頼んでリフトを乗り継いでリフトトップへ。そこからシールを付けてノソノソと登るがこれが間違い。リフトトップから僅かのところで左に入るのが正しい。今回GPSでポイントを取ったので今度は大丈夫でしょう。

さて、グルリと廻りいい場所で、スキーをデポして下る。
それにしても、昨日は土曜日で降雪はないのに、トレースも何もない?
スキーから靴を履き替えカンジキを準備していれば誰か来るだろうと思っていたのに・・・・・
雪面はクラストし、その下は僅かに粉状の雪があり、さらにその下は安定していたので、問題はないという感じだ。

誤解の無い様に付記すると、基本的にクラストするということは、温度変化とか風で表面だけが固着するとかして温度或いは風衝により、影響を強く受けているので雪の質に変化があるということで、積層状態としては不安定である。
しかし、今日の場合はクラスト面の下にある粉雪が少なかったので雪崩の発生の可能性は少ないと感じた。その粉雪の下の安定した層と粉雪に固着はなく、粉雪の量が多ければ危険が増すということになります。
ただ、この後、クラスト面の上に風雪により雪庇下、尾根の風下等、雪の溜まり易い場所にサッと雪が溜まるとスパッと切れる可能性がグッと高まると思います。
今回に関しては、クラスト下の粉雪の量が少なかった。それだけの要因です。クラストしている時は用心深く雪層を検証すべきだと思います。


大氷柱の下まで来て、そうか・・・・
誰も来ないというのは、そういうコトなのか・・・・
とKonchangと納得。

糸滝は抜け口が判らないのと、振れ止めを取りたい場所には氷はない。
大氷柱の左の小さな垂壁は、遠目には登れそうだが、良く観ると氷は薄くてベルグラみたいな状態。

とても、リードで登る気になれず、とりあえず右ナメルートにトップロープ掛けに行く。
ロープを肩に、アックス1本を手に初心者ルートを登る。ガザガザの氷と雪。草付き。流れる水・・・・最低・・・
急な斜面をトラバースするが、相手がザクザクの雪で慎重にトラバースして滝上へ。

Konchangの指示と上からの状態でラインを決めてトップロープをセット。
ロワーダウンしながら状態を確認するが、楽しめる状況ではない。怪しい所はアックスで叩き崩して判る様にしながら下る。

Konchangにトップロープで登りボクが設置した支点を回収して懸垂で降りて貰う。
その後、アバラコフ(V字スレッド)の設置方法を説明して、何回も穴を開けて貰った。

仕方ない。
今年はこれまで・・・・というコトで食事をして登り返す。
雪質が悪くないので横着をして一つ上流側の尾根を登ったが、周りスノーボールが結構転がった様で硬く締まっている斜面だったが、最終的にはヒド(小沢)の斜面をトラバース。雪質が悪ければ気持の悪い所だ。
皆さんが通るルートはそれなりの理由があるということだろう。

ガチャの重荷にヒーヒ言いながらデポ地まで戻りスキーに履き替えてゲレンデを滑り下山した。

参考時間
05:30 自宅発
08:10 ライザ着(下のコンビニで買い物&朝食)
08:20 Konchang着
08:58 駐車場発
09:13 リフトトップ(シール等の貼付け)
09:42 デポ地着
10:03 デポ地発
10:17 大氷柱下着

12:57 大氷柱下発
13:20 デポ地着
13:49 デポ地発
13:52 リフトトップ
14:02 駐車場着

14:20 駐車場発
16:50 自宅着
片道約130KM




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